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設 立 趣 旨

 わが国は狭い島国でありながら、地形も気候も多様である。古くから、それらを受け入れ独自の風土を培い、暮らしの文化を育んできた。勿論、家づくりも風土に根ざしたものだった。ところがこの50年、利便と快楽をもたらした科学文明は自然の原風景を奪い、飽くなき人間の欲望は風土の様相をも変化させてしまった。そこでの家づくりは、風土も文化も無視したもので誠に無惨である。環境にも住む人にもやさしい家づくりの本質はどうなったのか。
  私たちはこの本質的課題に向き合い、風土に根ざした家づくり、住まい手が満足する家づくり、地域社会が良くなる家づくりの輪を広げ、大きな運動に繋げる創造集団の必要性を感じてきました。念願が叶い、永年、家づくりを手がけた来た人達と、木を扱ってきた者が発起人となり、「住・風土研究会」を立ち上げるに至ったのです。

住・風土研究会
会長 堀川 智


島根県出雲(絵:吉田桂二)


京都府伊根(絵:吉田桂二)