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本物の住宅を求める経営者の方へ

 高度経済成長という名の下に、住宅産業の中心に居座った大手ハウスメーカーは、巧みに行政を利用しながら全国各地に進出しました。その行為は経済論理に基づく利益追求のみに走るもので、風土性を無視し、伝統を踏みにじる家づくりでした。そして地域産業の元気を奪い取るだけに止まらず、地域の人間関係をも崩壊させてしまったのです。
  地域の暮らしは、生活者の連帯によって連綿と支えてきました。しかし彼らは近代化生活は個の尊重だとうたい上げ、全国画一化住宅を、資本力とメディアで販売しました。
その事によって、互いに助け合って暮らした地域の連帯が希薄化し、家族毎に孤立した環境となってしまったのです。更に深刻なのは、個の尊重の陰で、子供や年寄りなど社会的弱者が家庭でも弱者として、安心や喜びの薄い暮らしを強いられる様になったことです。
  バブル以降、地域経済も暮らしも、また人々のこころも荒廃したまま立ち直りの兆しが見えません。だから、今こそ地域工務店は立上がらねばならない。そして地域材の利用に熱心な資材関係者や、設計者も仲間に迎え入れて、互いに研鑽し合い、風土に合った幸せ家庭を育む家を地域の人達に提供したい。それを通して、安心して豊かに暮らせる近隣関係の復活を果たし、子供や年寄りたちも、幸せな家庭を取り戻せるようにと考えるのです。